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白夜の官能小説

官能小説、アダルト小説のようなものを、あくまで趣味で書いています。あくまで趣味なので、厳しいことは言わないでね。

「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」24

剣之助はテーブルから携帯電話を引き寄せると、着信履歴を探り、耳に充てた。
「ああ、いつぞやはどうも…ええ、今もあのホテルで愛し合っているんです…」
瑞穂は剣之助の膝の上で悶えながら、何の電話なのか不思議に思った。
「ええ、彼女に変わりますね」
音声をスピーカー通話に切り替えた。すると電話の声が瑞穂に言った。
「こないだの美人さん、たしか、瑞穂さん、でしたね?こないだはすっごく色っぽいあえぎ声を聞かせていただきました。貴方が美人だから、すごい興奮しちゃいましたよ。で、今はどんな状況なんです?」
瑞穂は、剣之助の目をじっと見つめながら、電話の相手に応えた。
「…ずっと、入っているの。もう一時間くらい。ずっと剣之助さんのが、入っていて…すごく気持ちがいいの…」
「そりゃあいい。大きなチンポがずっと入っていて、瑞穂さん、幸せなんだね?」
「…はい、すごく気持ちがいい。すごく幸せ。剣之助さんの、すごく大きいの。大きいのが、全部入ってるの…ああ、剣之助さん、動いてる…気持ちいい…」
瑞穂は快感で目を閉じようとしながらも、頑張って剣之助を見つめようと必死になる。この人と今夜で最後なんだ、そうした思いが見つめたい一心となり、その唯一の証人として、電話の男にこの最後の悦びを伝えたいのだ。







「…この人のチンポすごく大きいの。ねえもっと動いて。ああ!今すごく気持ちいい!いっぱい濡れてるの、ビショビショになってる、ああいい!ああ、クチャクチャ音がしてるの。聞こえる?ねえ聞こえる?」
瑞穂が携帯を取り、2人の結合部に近づけた。電話の男が興奮気味に反応した。
「…あ、本当だ、クチャクチャ音が聞こえる。すごい。いやらしい女だなあ。スケベ女だ。」
「ねえ貴方?どなただか存じ上げないけれど、最後まで聞いていてね?私と剣之助さんが激しく愛し合うから。聞いていてね?そしていつまでも覚えていてね?剣之助さんとは、もうこれで最後なんだから…ああ…」
瑞穂の瞳に涙が溢れていた。

瑞穂が眠りから醒めると、さっきまでの窓の外の雑踏は消え、暗い部屋はしーんとしていた。剣之助に愛された体はけだるく、上半身を起こすこともままならない。やっとのことで起き上がり、ベッドの端に腰かけた。時計の針は深夜の2時を指していた。
「もうこんな時間…剣之助さん、いなくなっちゃった…」
不安と孤独で、涙がこぼれてきた。問題を起こした夫との仲は、もう修復する気もない。社長になることで、これからたくさんのプレッシャーに包まれる。誰も頼る人がいない。剣之助さんも、もういない…
「…あれ何かしら?」
テーブルの上に一枚の紙切れがあった。ライトを点けて目で追った。
「社長業、陰ながら応援しています。そして、半年がんばったらまたお会いしましょう。このホテルで、二人っきりで。剣之助」
瑞穂は胸の奥の方に、失いかけていた勇気が再び戻って来るのを感じた。よし、半年がんばろう。がんばって、半年後に元気な笑顔で剣之助さんに会うんだ…







★ 「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」25につづく ★
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白夜

白夜 -hakuya-

Author:白夜 -hakuya-
アマチュア官能小説家


39才男性
都内某所にて
自営業の傍ら
あくまで趣味で
書いています
普段は好感のもてる清潔な
そこそこイケメンです
励みになるので
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